2013年11月8日金曜日

仕事のこと その1

久しくブログ更新をさぼっておりました。

体調を一時的に崩したり、JICAの報告書の時期であったり、
いろいろ理由はありますが、コスラエの生活が日常化して、
目新しいことが少なくなったのも一因と思っています。

あまりにもブログに仕事の話が出てこないので、
こいつは一体何しにここまで来たんだ?
とお思いの方もいらっしゃるでしょうか?
(いない?いや、いてほしい。。。)

私の要請内容は、薬・医療資材の管理の指導です。


最初の1か月はひたすらサプライ倉庫(中央倉庫ですが、
病院の敷地の端っこの方にひっそりと建ってます)
の片付け。かっこよく言うと、5Sの最初のSです。


本来ボランティア活動はカウンターパート(CP)と共に
行うものですが、コスラエ病院はスタッフ数も
限られており、今手持ちの仕事も十分に持っている
CPには口が裂けても、その仕事やめてこっちの片付け手伝え、
とは言えず、一人黙々と作業。

最初は、私もアプローチの仕方がわからなかったし、
言葉も足りないし、向こうもこいつ何者だ、の状態だったので
かなり放置プレー気味でしたが、
途中からは、パソコン打ちながら、「大丈夫~?」
「今何やってるの?」「困ってない?」と
声をかけてくれるように。

1か月半後、きれいになった倉庫で、突然
CP:「自分も部下も忙しくて片付けができなかった。
もう一人スタッフがいたら、きれいにできるんだけど」

大変だったけど、やってよかったなあと思いました。
やっぱりきれいな状態は好きなんだ、と実感。
前にも書きましたが、コスラエの人は基本的にきれい好きです。
ただ、要らないものを捨てるのがとても苦手。
ここで一度環境がリセットできたので、これを継続していける
仕組みづくりが、私に課された課題だと思っています。
(後でわかったことですが、3年前までは今2人でやっている
業務をCP一人でやっていたとのこと。大変だったと思います。)

今の業務体制は10数年前にオーストラリアの支援で
在庫管理のフローが出来ていて、それに従っているとのこと。
物資の調達に時間がかかる状況を勘案して1年を3か月ごとに
区切り、前のタームでの使用実績をもとに、3か月後の発注を
かける、というものです。

実績を反映できるのが半年先となること、
部門からの請求=実績となるため、実使用量と請求量に
乖離があること、
薬・材料の期限は数年単位なので、3か月の実績の把握では
不十分など、問題点もありますが、
フロー自体は妥当なものなので
小幅の修正のみでやっていけそうです。

倉庫の業務自体は非常に合理的に構成されていて、
スタッフもおおよそルールに忠実に動いているので
片付けが終わってしまうと、何だかかなりおちついてしまった。。。

しかし、この後、いろいろな試練(?)が待ち受けていたのです。
それは次回のブログで。

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